2003年に公開された韓国映画『殺人の追憶』。
今回はあらすじの紹介と感想を書いていきたいと思います。
基本情報
タイトル:殺人の追憶
公開:2003年(韓国)
監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ、シム・ソンボ
製作:チャ・スンジェ、ノ・ジュンヨン
音楽 岩代太郎
撮影 キム・ヒョング
配給:CJエンターテイメント
キャスト:
ソン・ガンホ(パク・トゥマン)
キム・サンギョン(ソ・テユン)
キム・レハ(チョ・ヨング)
ソン・ジェホ(シン・ドンチョル)
ピョン・ヒボン(ク・ヒボン)
パク・ノシク(ペク・クァンホ)
パク・ヘイル(パク・ヒョンギュ)
チョン・ミソン(カク・ソリョン)
あらすじ
軍事政権下にあった1980年代に発生し未解決事件となった、 華城連続殺人事件を元にした戯曲の映画化作品。
比較的治安のよかった時期にありながら10人の犠牲者を出したこの事件を元にしたフィクション。
フィクションの為、実際の事件とは相違の点がある。
田舎の農村地帯華城市で女性の遺体が発見される。
パク・トゥマン(ソン・ガンホ)をはじめとする地元の刑事たちが捜査を始める。
そこにソウルから来たソ・テユン(キム・サンギョン)が加わり捜査を進めるが、次々と同じような事件が起きていく。
「雨の日の夕方に赤い服の女性が狙われる」という連続殺人事件を真逆のスタイルで捜査を進める2人の刑事を中心としたメンバーが
卑劣で残酷な犯人を捕まえるべく奔走するストーリー。
価格:299円 |
注意:以下よりのネタバレを含みます。
次々と容疑者を捕まえ、暴力的な取り調べを行うパク・トゥマン刑事たちだが、
どれも自白を強要させるようなもので、
ソ・テユン刑事はそれを見かねてその容疑者らが犯人でない理由を突き付けていく。
その中でパク・トゥマン刑事の恋人カク・ソリョン(チョン・ミソン)の証言で容疑者として知的障害のあるペク・クァンホ(パク・ノシク)が捕まえられる。
暴行を受けながら自白を強要されるが、その中の発言が実は目撃証言であったことがわかる。
捜査の中で出会った女子高生の話で、
唯一生き残った被害者を見つけ出し、
「手が柔らかかった」という証言を得る。
パク・トゥマン刑事とソ・テユン刑事は捜査スタイルが真逆でぶつかりあうが、捜査を進めていくうちに
「犯人を許せない」という同じ気持ちから徐々に同じ方向を向くようになっていく。
同僚が犯行の日に「憂鬱な手紙」という曲が必ずリクエストされるという事に気づき、
それをリクエストした男を突き止める。
ついに犯人として最有力な容疑者パク・ヒョンギュ(パク・へイル)を突き止めるが、決定的な証拠が抑えきれないまま釈放となる。
そんな中、以前証言をくれた女子高生がまた犠牲となり
今まで冷静であったソ・テユン刑事が暴走してしまう。
犯人の証拠になりうるものが見つかったということで、
DNA鑑定をして決定的証拠としたかったが、
DNAが一致しないとの結果を受け真実がわからないままとなってしまう。
10年以上たったある日、刑事をやめたパク・トゥマンは仕事の途中で
最初に遺体が発見された用水路まで行き、遺体のあった場所を覗きこんだ。
するとそこに少女が現れ、少し前にも同じように覗き込んでいた人がいたという。
パク・トゥマンは詳細を聞いていく。
少女によると「普通のよくある顔」であるその人が
「 昔、自分がここでしたことを思い出して久しぶりに来てみた」といっていたという。
ミーハーでライトな感想
未解決事件を元にした映画という事で、
もちろん映画も未解決のまま終わりました・・・。
個人的な意見なのですが、韓国の映画やドラマは悲しい結末になることも多くないと思うのですが、
この映画は特にもやっとした気持ちで終わるなぁと思いました。
また、事件の特性上、内容はかなりハードですね。
見るに堪えられないような描写もあります。
女性としてはかなり嫌悪感しか残らないシーンも多いです。
しかし、韓国映画を見ていて思うのは
俳優さんたちの演技の生々しさがリアリティを生み出していて
本当にその世界に引き込まれていく感じがします。
今回は主演のソン・ガンホ氏やキム・サンギョン氏の演技がストーリーのシリアスさをきちんと表現していてよかったと思います。(←誰目線・・・えらそうですみません)
また見たい!かというと内容も含めて気乗りがしないのですが、
作品としてはザ・韓国映画ということで見ごたえがありました。
価格:1,000円 |
価格:1,500円 |
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