乃木坂46といえばどんなグループだと言えるでしょうか。
結成から現在までを表題曲のセンターを務めたメンバーの変化の視点から考察しました。
AKB48のライバル?可愛い?清楚?いわゆる一般的な世間のイメージが出来上がるまでの道のりにはメンバーたちの様々なドラマや葛藤がありました。
初期から応援してきた筆者の個人的な視点ですが、乃木坂46が好きな方や気になる方がこの記事を読んで
また一層応援したいと思ってもらえれば幸いです。
乃木坂46とは
- グループ名:乃木坂46
- 結成日:2011年8月21日
- 初期メンバー人数:36名
- 現在メンバー数:44名(2021年4月4日現在)
- センター変遷:生駒里奈→白石麻衣→堀未央奈→西野七瀬→齋藤飛鳥→山下美月
乃木坂46の変遷
AKB48の公式ライバルとして、大々的にデビューした乃木坂46ですが色々な過渡期を経て、現在のイメージが出来上がったと言えます。
- デビュー期(生生星)
- 変換期(御三家台頭)
- 革変期(2期生加入)
- 完成期(乃木坂46とは○○のことである)
- 世代交代期(主力メンバーの卒業と4期生)
デビュー期(生生星)
- 1st『ぐるぐるカーテン』
- 2nd『おいでシャンプー』
- 3th『走れ!Bicycle』
- 4th『制服のマネキン』
- 5th『君の名は希望』
1stシングル 『ぐるぐるカーテン』
そこでセンターに選ばれたのは当時14歳だった生駒里奈です。
ショートカットで天真爛漫な印象の彼女がセンターで踊る姿は当時AKBで絶対的センターを担っていた前田敦子とは少し違うイメージが世間に知れ渡ったと思います。
そしてその時、センター生駒の両サイドにいたのが当時14歳だった生田絵里花と当時13歳の星野みなみの2人です。
この3人の苗字の頭文字をとってファンの間では『生生星』と呼ばれています。
ちなみに『生生星』の読み方は色んな議論がなされていますが、筆者は『いくいくほし』と呼んでいます。
他には『せいせいせい』『せいせいすたー』『いくせいすたー』『いくせいほし』他、多数・・・
『生生星』期の乃木坂46の楽曲の特徴は”少女の成長”を表しているように思います。
学生生活(ぐるぐるカーテン)送る少女たちがいます。
その子たちは女子高に通っているどこか清楚で可憐な少女たちのイメージ(おいでシャンプー)を彷彿させるのです。
恋愛禁止の校則があっても他校の男子生徒に淡い恋心を抱いてしまったり(走れ!バイシクル)する、そういうどこにでもいる普通の少女たちの物語の始まりです。
そんな恋をした少女たちは校則に象徴される社会への反抗や大人への憧れ(制服のマネキン)から今の自分から脱皮しようともがきます。
そして未来への希望を見出した(君の名は希望)少女たちの新たな2ndステージの幕開けとなります。
この少女たちの成長を描いたような楽曲の流れが、まさしく乃木坂46というグループの成長の流れだともいえます。
その時期が『生生星』期でありそれを支えたのが生駒里奈・生田絵里花・星野みなみの3人であるのです。
変換期(御三家台頭)
- 6th『ガールズルール』
6thシングル『ガールズルール』で乃木坂46は一つの転換期を迎えます。
これまで5作連続でセンターを務めた生駒里奈に代わって白石麻衣がセンターに抜擢されました。
この時の白石麻衣はNo.1といっても過言ではないほどの人気を集めていました。
特にこれまで女性のアイドルのファンといえば男性のイメージが強くありましたが、白石麻衣の綺麗で可愛いルックスが女性の人気を集め、女子高生のなりたい顔として憧れられる存在となりました。
白石麻衣の人気がのちの乃木坂46の『ルックス』のレベルの高さを周知するきっかけとなったことは間違いないと思います。
そしてこの頃同じように人気を集めたのが、橋本奈々未(卒業)と松村沙友里です。
この3人は『生生星』よりも年齢がお姉さんということもあり、まさしく少女から脱却しつつある乃木坂46を表しているかのようでした。
白石麻衣・橋本奈々未・松村沙友里の3人は『御三家』と呼ばれ人気を集めました。
ちなみにこの3人は『制服のマネキン』『君の名は希望』で2列目の裏3トップをつとめています。
つまり、『制服のマネキン』や『君の名は希望』の頃から『御三家』は『生生星』の後ろでがっちりと構えており、変換機への変遷の布石があったと言えます。
革変期(2期生加入)
- 7th『バレッタ』
『生生星』『御三家』のイメージが世間にも認知され始めたころ、衝撃的な変化が乃木坂46に訪れます。
それは2期生の加入です。
2013年2期生13人が研究生として加入するとその年にリリースした、7thシングル『バレッタ』で2期生の堀未央奈がいきなりセンターになるというサプライズがありました。
絶対的センターであった生駒里奈から人気を集めた白石麻衣に代わり、次どうなるのかとファンが楽しみに沸いていた時に誰も予想していなかった出来事でした。この2期生がセンターになるというサプライズは、ファン以上に1期生の心情に大きな変化をもたらしたといえます。
実際に筆者もそうでしたが、受け入れがたい気持ちになった人が多数だったと思います。
一期生の中に一人ぽつんと放り込まれた堀未央奈はもちろん仲間でありライバルであった一期の結束の中で、堀未央奈を受け入れざるを得なかった一期生にとっても試練のときであったと思います。
完成期(乃木坂46とは○○のことである)
- 8th『気づいたら片想い』
- 9th『夏のFree&Easy』
2期生の堀未央奈がセンターをつとめた『バレッタ』の次のシングルでセンターに抜擢されたのは西野七瀬でした。
8thシングル『気づいたら片想い』は切ないメロディーのダンスナンバーです。
MVでは命の儚さを連想させるストーリーになっているのですが、それは西野七瀬のことであり、また乃木坂46のことであると言えます。このあと黄金期を迎える乃木坂46ですが、この時出来上がるイメージが以降の乃木坂46の芯の部分になっっていると考えます。
乃木坂46とは控えめな儚い少女の成長の物語である。

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